テーブルにオイル塗装は向かない!

一枚板テーブルにオイル塗装は向きません!

先日、驚いたことがありました。
ご来店されたお客様が一枚板テーブルを探している最中、2つのお店でオイル塗装を勧められたそうです。

いやいや、一枚板テーブルにオイル塗装は適していません!

私自身も、妊娠中に急いで自宅でパソコン作業をするため、手持ちの一枚板にオイル塗装を施し、パソコンデスクとして使いました。
しかし、3ヶ月でその選択を後悔することに…。

オイル塗装にしてみた結果、こんな悩みが

• 傷がつきやすい
• 埃が目立つ
• 手垢が残る
• 経年変化が早い
使用しているテーブルが屋久杉ということもあり、とにかく傷がつきやすい!!
これに関してはもう諦め状態。

「急いでいてもセラウッド塗装にしておけばよかった…」と後悔するばかりですが、今からまた工房に持ち帰り職人にお願いし、塗り直すのもなぁ。と、そのまま使い続けています。

パソコンデスクならまだしも、油汚れや食べ物を置くダイニングテーブルにはオイル塗装は避けるべきです!その理由を詳しくお伝えします。

一枚板テーブルにオイル塗装が向かない5つの理由

1. 保護性能が低い
オイル塗装は木材内部に浸透するだけで、表面に強い保護膜を作りません。そのため、水や汚れ、熱に対しての耐性が弱く、輪ジミやシミができやすくなります。
2. メンテナンスが頻繁に必要
オイル塗装は使い込むと光沢が落ちたり、乾燥して手触りが悪くなるため、定期的な塗り直しが必要です。特に、毎日使用するダイニングテーブルでは、手間がかかります。
3. 耐摩耗性が低い
表面に保護膜がないため、引っ掻き傷や擦れがつきやすく、耐久性が低下します。頻繁に使用するテーブルだと、修復が必要になることが多いです。
4. 湿気や乾燥の影響を受けやすい
オイル塗装では木材の表面を完全に密閉できないため、湿度や温度の変化によって収縮や膨張が起こりやすく、反りや割れの原因になります。
5. 化学的な耐性が弱い
ワインやジュースなどの酸性・アルカリ性の液体がこぼれると、すぐに染み込み、表面にダメージを与えます。一方、セラウッド塗装やウレタン塗装はこうした化学物質にも強い耐性を持ちます。

長く美しく使うためにはセラウッド塗装を!

これらの理由から、一枚板テーブルにはセラウッド塗装をおすすめします。

耐久性・耐水性が高く、日常的なメンテナンスの手間も少ないため、長期間にわたって美しさを保てるのが特徴です。

特に、食事や日常生活で頻繁に使う家具には、セラウッド塗装などの保護性能が高い仕上げを選ぶことを強くおすすめします!

職人である藤園もYouTubeでお話しさせていただきました!
ぜひご覧になってみてください。

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